本当の恋を知る瞬間

「えっと、乙葉華菜です。

が、頑張りたいと、思ってはいます。」

『ぶっ!』
『ぶはははは!』
『はははは!』

「何だよ思ってはいますって(笑)
思いますでいいだろ〜」




あっ、そっか!もう、私緊張しすぎ!!


はぁ、凄く笑われてる…恥ずかしい〜。



「あのー?」
「ん?何だ足立」

足立?えっ、輝くん?!何でここに?



「部活行きたいんで早く話進めて貰えると助かるんですけど」


「あ、 あぁ、そうだったな」
「じゃあ、学園祭の…ーーー」





「ーーーという感じで準備は進めてくれ。
乙葉さん、何か言いたいことある?」


「え?とくにないです」


私と会長はクラスリーダーの前に立ってるか



ら自然と輝くんが目に入るわけで。



輝くんが気になりすぎて全然話入ってこない。ど、どーしよう



「じゃあ、今日の会議はこの辺にしとくかー。それぞれクラスで準備進めるように。あとの事は乙葉さんに聞いてください」


ーガヤガヤー



会議が終わったのでみんな一斉に帰り始める



「待って!ひ、輝くん!」


「そんな大きな声出さなくても聞こえますよ?」