うん、どうしよう……
着いたらいいけど、この家ベルがない……

うーんどうしよっかな?

「君はここで何をしているんですか?
ここは蓬莱の……」

その声はとても懐かしい声……

彼が全て言い終わる前に抱きついた。


「はぁくん、私だよ?」

「なつき?なつきなのか?」


「うん。はぁくん、私だよ?やっと会えた……」

少し落ち着いてから春斗から離れようとする

でも、その腕は私を離してはくれなかった。そこでやっと春斗の肩が
震えていることに気がついた。