朝起きてみんなでご飯を食べた。
もちろんなるも一緒に……


「お嬢様もうすぐお迎えの車が来ます」

きっとなるが手配してくれたんだろう。
あっ、そうだ……


「なる、あなたはちゃダメよ?
お姉ちゃんと一緒にいなきゃダメ!
私はひとりでも大丈夫なんだから」

なるは一瞬驚いた顔をして
笑顔で頷いてくれた。

その後迎えの車に乗り込んで
私は蓬莱の家へ向かった。