「そうだね、では猫がここにいると証明するためにはどうしたらいいかな?」 「触れるかどうか?」 「では、ここにいる猫は『触れない』から存在していないのかな?君のご両親は今触る事ができないが、確実に存在していないのしているだろう」 「…聞いただけです」 「では、聞き方を変えよう。ここに猫がいることは果たして事実だろうか?」 私はしばし考える。