雨上がり、空を見上げた。




駅までの7分間の道のり。
異様に緊張していた。

なにせこんなにもかっこよくて人気のある先輩と二人きりで、しかも同じ傘の下にいるだなんて…

はぁ。


そんなことを思っている時に
『そんな離れてたら雨濡れるよ』

なんて微笑みながら言うからさすがの私でもドキッとせざるを得なかった。


少しだけ近付いて歩いたけどあまりにも緊張していて、一方の永瀬先輩は余裕そうに見えたり何も考えてないようにも見えたりするので何か話題はないかと考えた結果

『このあと何か予定でもあるんですか?』

と聞いた事を後から後悔した。

永瀬先輩は、ん?と顔を傾けていた。

ああ!これじゃこの後誘ってると勘違いさせちゃってる!


『あ!いや!そ、その!何でみんなより先に出たのかなって思っただけで!あの!決して誘ってるとかじゃなくて、そ、その…』

私があまりにも慌てていたのが面白かったのか永瀬先輩は吹き出して笑った。