三井くんの目は本気そのものだ。

彼を傷つけたくはない。

でもやっぱりーーー





私は…





「……ごめんなさい」



三井くんの表情が曇った。



「私、前の学校で友達がいなかったの…」



苦い過去を思い出しながら私は健太くんを好きになった理由を話し始める事にした。



「誰も話しかけてくれなくて。…でもそんな中で一人だけ私に声をかけてくれる人がいたの」


「……」


「それが健太くんだったの。…健太くんは私にとって太陽みたいな存在で…。眩しくていつもキラキラしてて、それでね…」


「もういい」


「…え」



三井くんの声は少し鋭かった。