「美怜、いつも佐野とご飯食べに行くんだもん、寂しかった」


「……う」



少し拗ねた顔の三井くん。

返す言葉が見つからない。



「…あ、そんな事より」



そう言うと彼は、身を乗り出してちいさな声で、



「健太くん…って誰?」


「……っ!!!」



私に問う。


身体が熱い。

きっと今、顔もーーー



「…わかりやすっ」



そう言うと三井くんはお腹を抱えて笑い始めた。





何なの、本当に…