朝日がカーテンの隙間から差し込んでくる。



午前6時半



私は目を覚ました。

ふと隣を見ると…



｢さっ、佐野くっ…｣



初恋の人・佐野健太くんが…


じゃない。


私の隣でスヤスヤと気持ちよさそうな寝息を立てて寝転んでいるのは…



｢…おはよう、健人くん｣



サラサラと流れるような綺麗な髪の毛を優しく撫で、私は起き上がった。





数分後、彼も目覚めたようで、お互いに朝の支度をして、一緒に登校する事になった。