〈燎夜side〉

『さ、はやく泳ご!』

燎「そうだな!」

『わーい!』

と言いながら全力疾走で海へダイブしていた。
なんか、可愛い。

『燎夜も早く早く!』

お姫様を待たせたら大変だ!

燎「溺れんなよ?」

『溺れないよ!多分?』

そう言って無意識なのか、首を傾げる璃杏。
俺の心臓が死にかけてる。

これは、夜まで我慢しなくていいパターンか?←

無意識にあれだから、怖い。

『燎夜ー?早く早くー!璃杏ちゃん、ひーまー!』

もう、死にそうな俺。

夜いただこう。←

『ね、ね、燎夜、綺麗な貝殻見つけたの!後でみんな分拾って、お揃いでブレスレット作ろーよ!いろんな色あるんだよ!』

そう言って、さっき探してた(いつの間に?)いくつかの綺麗な貝殻を見せてきた。

確かに綺麗な貝殻だ。
いろんな色があって。

お揃いでブレスレットか、いいかもな!

燎「これなら、ピアスでもいけそうじゃね?」

『あ!ピアスのがいいね!簡単だし←ピアスにしよーと!』

簡単だしって………

『じゃ、貝殻は、コインロッカーの中のバッグにしまって、遊ぶぞー!』

いちいち可愛い璃杏でした。