芸能人の彼と普通の女子高生。







初めて貰った香水はボトルも可愛くてついジーっと眺めてしまう。





そんな私を見て、






「......ほんと可愛い」





奏大さんがボソッと呟く。






「えっ?」





今、何か言った?




よく聞こえなかったか。





「......何も言ってない。それより、最後の一つ開けて?」






「はい」






言われるがまま最後に取り出したのは、






「奏大さん、これ.....」







紙袋には有名なジュエリーブランドのロゴ。





ブランドとかに疎い私でも知っている。






一目見て、高価なアクセサリーだということが分かる。