まず一番先に目に付いた1番大きい袋から開けてみる。
「わぁ、可愛い!」
中身は優しい雰囲気の小花柄のエプロンだった。
「愛衣が店に立つ時とか家で料理する時に使うかなって。似合いそうだったから」
「ありがとうございます。凄く嬉しいです...」
初めての奏大さんからのプレゼント。
私に似合うと思って、私のことを思って買ってくれたもの。
「大切にしますね!!」
嬉しさが抑えきれず笑顔になる。
「....うん、その笑顔が見たかった」
「っ.....」
笑った私を見て、奏大さんはまるで愛しいものを見るように目を細めて微笑んだ。
「可愛いよ、愛衣」
「〜っそういうこと簡単に言わないでください!
サラッと言うんだから!
奏大さん、意外と軽いのかな!?
私は本当に慣れてないんだって!
他の人に言われるのも恥ずかしいけど、今は奏大さんに言われると1番恥ずかしい。

