芸能人の彼と普通の女子高生。







「何日?」






「はい?」






「愛衣の誕生日」





「15日です」





何も考えず答えた。






そっか、もうすぐ17歳になるのかー、なんて呑気に思っていたのに。






「......俺、祝う。愛衣の誕生日」






「え....」






「だから、俺にも祝わせてよ」





奏大さんはまた真剣な顔をして言う。






「えっ?あ、あの.....知っちゃったからって気を遣わないで大丈夫ですよ?」






私がたまたま来月誕生日、なんてことを言ってしまっただけで、誕生日を主張したかったわけじゃない。





奏大さんのお仕事とか私生活は全く分からないけど、高校生の私とは多分生活パターンが色々と違うはず。




たかが一人の女子高生のために貴重な時間を割かないでほしい。





況してや大して親しいと言える間柄でもないから、誕生日を忘れられても仕方ないかな、くらいで私だって済ませられる。