「...彩香、ごめん」
「.......」
「ずっと、言えなくてごめんね...」
本当は隠し事なんてしたくなかったの。
全部話してしまいたかった。
一人で抱えるにはあまりにも難しくて。
でも、言えないことが多すぎたの。
色々分かんなくて、受け止めきれなくて話せなかった。
「...ずっと、って?...いつから?」
「.......はっきり好きって分かったのは、誕生日の時...」
「......」
「ごめん...」
彩香にはずっと何もないって言ってきた。
嘘をついてきたんだ。
それを突きつけられた今の彩香の気持ちを考えると辛い。

