「ちょっと、大川君!何するの!」
シャッターが切られた直後、すぐに離れようとしたけど、大川君は未だに抱き寄せたまま離してくれない。
「不意打ち、良かったでしょ?ドキッとした?」
「〜してないっ!」
どこか楽しそうに笑う大川君をきっと睨んだ!
「その写真、後で頂戴ね」
大川君に話しかけられた美和ちゃんはもう「あ、はい...」と呆然とした様子で答えた。
「じゃ、またね松田さん。湯冷めしないように気をつけて」
「大川君...!!」
大川君は最後に私の頭をポンポンと撫でて、何も反論させてくれないまま飲み物を持って部屋の方へ帰って行ってしまった。

