「じゃ、お願い」
大川君も普通にお願いする。
「大川君、さっき写真断ってたでしょ...?嫌なんじゃないの?」
あんなに冷たく無理って言ってたじゃない。
「そりゃ好きでもない子と写真なんて嫌に決まってるよ。でも松田さんは違うでしょ?」
ちゃんと好きだって伝えたよね?と私の耳元で囁く。
「〜っ!」
なんでそういうことサラッと言えちゃうのかな、大川君は!
「じゃ、撮りまーす!はいチーズ!」
私の抵抗も虚しく、美和ちゃんの掛け声に合わせると同時に、
「きゃっ」
大川君は私の肩を抱き寄せた。
そのままシャッターが切られてしまった。

