芸能人の彼と普通の女子高生。








深夜になった。







『さー、今週も始まりました!今村貞雄の注目アクター!今日来てくれたのは現在大ヒット公開中の映画『彼等は橙色を嫌う』に出演している大人気モデルの和泉奏大さんです!よろしくお願いします!!』






『よろしくお願いします』






『さぁ、普段はクールなイメージですが、今日は沢山お話をして頂きますよ!』






『ほどほどでお願いします』






来た!





奏大さんだ!







私は一人、自分の部屋でドキドキしながらラジオを聞いていた。





奏大さんが出ると言っていたのは毎週深夜に放送されている今注目の俳優などを紹介する番組だった。





お母さんは案の定寝てしまった。





『いやぁ和泉君て生で会うと本当に男前だね。街を歩いていると和泉君のポスターとかを沢山見かけるけど実物だと迫力というか、存在感が凄い。映画を見た時も目が離せなかったよ。実際、昔からかなりモテたでしょ?』





いきなり際どい質問だ!





そりゃあこんな人がいたら普通誰だって気にはなるでしょう!





ドキドキしながら奏大さんの回答を待つ。






『そんなことないですよ。この仕事始めるまでは学生の頃は普通に公立の学校に行っていたし、ラーメン屋でバイトもしてましたよ。写真をお願いされたことは何回かありましたけど』






えっ!?





奏大さんがラーメン屋って全然イメージ湧かないんだけど....。




ていうか当たり前だけど奏大さんも高校生だった時あったんだね。





どんな感じだったんだろう?





奏大さんは否定はしたけど、確実に学生の頃からモテてたとは思う。