「待って、待って下さい!まず、私の部屋に奏大さんがいることも問題なんですけど...。なんで寝たふりなんて....」
「ごめん。実際さっきまで本当に寝てたんだけど、途中から愛衣が興味深い話をしてくれるからまだこのままでいようかなって」
んーっと寝起きの奏大さんは身体を伸ばしながら言う。
「そんな....」
「告白、されたんだ?」
「っ.....」
やっぱり聞かれてる。
寝てるからって、油断して言わなきゃ良かった!
「それで?愛衣の本当に好きな男は誰?なんで言うの止めちゃうの。続き聞かせてよ」
「そんなの....言いませんっ!!」
言えるわけないじゃないですかっ!
だって奏大さんだもん!

