「うん。そうだね。あの、色々ありがとうね?本当、大川君て優しいね」






むしろちょっと尊敬する。





「そんなことないよ。それに、こんなこと松田さんにしかしない。誰にでも優しくするわけじゃない」






「.....?」






誰にでも優しくするわけじゃない?





「今日みたいな日、他の女子だったら普通に置いて帰ると思う」





「えっと....大川君?どうしたの?」






置いて帰るだなんて、大川君にそんなイメージないけどな。




だって、実際今私のこと傘に入れてくれてるもの。