「ありがとう、愛衣」
「っ......」
奏大さんはまた私を抱きしめた。
「凄え頑張れる。ありがとう」
「うんっ....」
私はというと、抱きしめ返すことは恥ずかしくて出来なかったけど、腕の中で奏大さんの服をそっと掴んだ。
応援するよ、私。
私には奏大さんがどんな感情で私を抱きしめてくれてるのか全く分からないけど。
ただ、大切にされてることはとても伝わってくる。
今のこの関係は知り合いと言うには余所余所しい気がする。
けど友達と呼ぶのも少し違うと思う。
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