「?」



背後から何か殺気を感る。





私は恐る恐る振り返った。








「う、うぎゃ…」





凄んだ顔で私を見下ろす宗平。




逃げなきゃと咄嗟に思ったものの、体が動かず。







「ちーーくーーーわーーーー」









「ごめんなさーーーーい」









慌てて資料で頭を隠す。




何か頭に降ってきそうな勢いだったのに、特に何も降っては来なかった。






「お前が忘れさえしなきゃこんな面倒なことにはならなかったんだぞ」






勝手に迎えに来たのは宗平のくせに。



なんてそんなことは絶対に口に出せない。





「ごめんなさい」




ここは素直に謝っておこう。





「コキ遣うから覚悟してろよ」





やっぱりそうなりますよね。