早く小菅くんに聞いて
安心したくて、、急いで帰りの支度をして
教室を出ようと来た時

「ねえちょっと小菅!」

「え、なに、」

廊下の奥で、あれは小菅くんと、、え、?
葵?葵だ!

「小菅ってひなと付き合ってんの?」

「は??そんなわけないじゃん」

「ふーん、やけにラブラブみたいだけど?」

「なにラブラブって、僕達そんなことしてないけど」

「じゃあひなのことすき?」

「いや、すきじゃないけど、」
「というか、なんで下村怒ってんの?」

「別に怒ってないしいい!」

葵、、私のことを思って聞いてくれてるのか、な?まあ、そうだよね、葵ありがとうう、


とりあえずは、ここから立ち去りたい

「あ、ちょ、み、み、三村!」

「え?」

この声は、いつも誰かと話してて。低いけどほかの男子に比べると少し高くて、私の大好きな人の声いつも誰かと話している時でしか聞けなかったあの人の声。

どしよう、なんで、どうしたんだろ

私の心臓はすごい音出してるし、

「ど、どどうしたの?」

「なんか下村がやばいから、助けてよ」

「あ。」

そっか、その事か、すっかり忘れてた
小菅くんの前には怒っててでも、びっくりしたような嬉しそうな。また、なんか複雑な顔をした葵がいる。

「ああ、うん、葵いっしょにかえろっ」

「乃愛あああ!!」

「葵ありがと」

小声で伝えるとお葵は小さく頷く

「みむらありがとう」

「あ、ああ、うん、大丈夫、葵がなんかごめんね」

「いや。俺は大丈夫。」

俺?いつも僕じゃないっけ?、いつもLINEとかでは僕なのになあ、不思議。、

「うん」

「あ、じゃあね、三村」

「うん。またあした、」

小菅くんと廊下で別れるとなんかズキズキしてた胸の音がまたなんか違う音を出し始める

「葵ありがとう付き合ってないか。聞いてくれて」

「ううん!大好きな乃愛のためっ!♡」

「もーー、葵すきーーー、」

「葵ものあすき!」

帰ったらもちろんいつものように、というかなんか今日は少し有意義な気分(?)で小菅くんに。相変わらずLINEで。話しかける。

『今日葵がなんか色々ごめんね?』

今日はめずらしく返事が速かった、

『いや、大丈夫。なんか。僕にも原因あるみたいだったし。』

『そっか、』
『そういえば、今日返事早い』

気になったので思い切って聞いてみた

『あうん、今日サッカーオフだから』

『あー、そっか』
『いつも忙しそうだからよかった、笑』

やった今日は。小菅くんとたくさん話せる!

『さんきゅー』
『あと今日初めてだったね三村と
直接話したの。』

『ね、LINEではこんな話してるのにね笑』

『ね笑』

ドキ、またあの音だ

気づいててくれてたんだ、なんか小菅くん最初話し始めた時よりも徐々に心開いてきてくれてるかも、


ひなのことで下がりきった気持ちは一気に急上昇して、爆発しちゃいそう