みんなで話してると突然葵が顔をこわばらせて向こうを見てた、

「なに葵顔怖いけど」

「え、いや」

「何突然」

「え。こわい」

「ねえ、葵こわいし!」

「なんでもない、乃愛ちょっとカーテンの中入ってて」

「え、なんで?いたいいたい」

「いいからちょっとまってて」

「え、、ええ、」

ちょっとまっててってなんの話?
葵顔こわばってたしどうしたのかな
私だけなんか話に入れてもらえないし、!

「何みんなしてひどい!仲間に入れてえ、」

「ああ乃愛出てきちゃダメだってば、!」

「もーなんで!」

「いいからっ、」

なんか皆はとても焦った顔と心配する顔とか怒りとか色々が混ざったようななんか、複雑な顔をしてた、なんでかと思って皆の視線の方に目をやった

「え」

あ、、、あ。そいうことね、
小菅くんとひなが、、仲良さげに話してる。
小菅くんはシャイで女の子とも話さないのに

ひなは私の親友ってぐらい仲がよくて。
私が小菅くんを好きなの知っててしかも相談した時は特に仲良くなくて話してもなかったし、ひなは小菅くんのことかっこいいって言ってたから、もしかして。

応援するって言ったのにな、

まあ、ひなは男の子をみんな好きみたいだし
小菅くんカッコいいからいつかこうなるとは思ってたし、、、でも、結構辛いかも、

二人の会話が嫌でも聞こえてくる

「翔、これわかんないから教えて♡」

「え、なんで僕が?植田わかるだろ。、」

「わかんない♡」

「・・・」

そして、しょうがないって顔してひなの隣に座って教えてあげてた、

ずき、今度は私の知らない音が鳴る

「つ、付き合ってるのかな?」

みんなを心配させなくないから、
なるべく笑って

「乃愛。。。」

「だ、大丈夫?」

「え?うん!もちろん皆怖い顔してどうしたの!、」

「のあ!、のあっ!!」

あれクラスの女子のみんなまで

「のあ。あれ、見た?大丈夫?」

クラスの女子皆で恋バナをすることも
多々あって私が小菅くんを好きなことは女子はみんな知ってるから心配してくれたのかな

こんな事でって思うかもしれないけど中学生の私たちからしたらすごくショックなこと、

「うん、ぜんせん!」

「そっか、でも、ひなって、ちょっとぶりっ子なとこあるし、」

「前も私の彼氏とちょー仲良く話してて。けどね、男子結構あいつのぶりっ子気づいててきらいな人多いって私の彼氏いってたし!大丈夫だよ!」

「まあ、うちらも正直嫌いだし」

皆が口を揃えて言う。なんか嫌な雰囲気?

「そーだよ!のあにはうちらが付いてる!」

「あ、ありがとうう」

「何、泣かないでえ」

「そんなショックだったか」

「いや、ショックだったけど、皆が私の味方でいてくれたのが嬉しくて、、、!」

「なにそれえええ、可愛いお前え!」

正直みんなが励ましてくれたけど六時間目は
ずっとそのことばかりを考えて、元気なんて出なかった、、

ひなはわたしより可愛いし恋愛経験だって豊富だし、なにより行動力があるから、彼氏もすぐ出来てた。このまま小菅くんと付き合っちゃうのかな、、、

ズキズキ、自分で考えたことだけどすごく胸が痛くなる。

帰ってすぐにLINEで彼に小菅くんに
聞いてみようかな、まだ学校では一言も話なんて出来てないけどLINEでは話せるようになってきたし、、



聞かないとこのまま辛いまま終わりたくない
違うよね、付き合ってるとかないよね、