今日は土日が開けてやっと学校へ行ける!

小菅くんに連絡をし始めたのが金曜の夜だったから連絡し始めてから初めて会う

仲良くしてくれる友達もできて、クラスのみんなも大好きだしなにより彼がいるから学校がすごく楽しい!!


ルンルン気分で一緒に通学した親友の 結衣 通称ゆいのすけと学校に入ると

早速下駄箱に見えるあの人は

「あ」

小菅くんだ!やった、

もちろん恥ずかしくて目も合わせることも出来ないけど少しそわそわしながら横を通り抜けゆいのすけと階段を上がり教室に入る。

「のああ!ゆいのすけええ!おはよー!」

この朝から無駄に元気なのが葵。

私がよく居るグループは
お笑い担当の葵と割とテキトーなゆいのすけ
無駄に元気な私とそして、

「みんな、おはよっ」

私たちに比べると、静かなお母さんのような存在の 桃花 通称ももの四人。

「もも〜♡おはよようう!!」

ももに朝一から抱きつきに行く
ももは私と違って背が高くって、少し女の子らしい体型をしてるからすごく落ち着く

みんな揃うと早速朝の会までの時間で恒例の
教室カーテンの裏で恋バナタイム!♡


ゆいのすけは最近彼氏と別れちゃったけど
それ以外皆には好きな人がいるので

進展を報告したり
相談し合ったりしたりする今日も

「さっき下駄箱で小菅くんが、いたの!」

と、みんなに小声で伝える。

「え!気づかなかった教えてよ!」

「え!気づいてると思ってた
もしかしてゆいのすけ視野狭い?ははっ」

「視野狭いんじゃなくて日々ぼーっとしてるの。」

「そっちのほうが重症だよね?」

なんて冗談も交えてみんなと話して笑ってる時間が大好き!

「ひどっ、のあだって、いつもぼーっとしてるじゃん!」

「そ、それはあ、」

四人の笑い声が楽しそうに弾む。

『キーンコーンカーンコーン』

チャイムと同時にばたばたと一斉にみんなが席につくと担任の石ちゃんが入ってくる
すると石ちゃんから

「来週席替えをするので五時間目に、班長を決めます。皆それぞれ班長になれる人考えておくように。」

待ちに待った席替えの予定をいわれた

『やったぁぁぁ!!』

石ちゃんがいなくなると同時に皆が騒ぎ出した。それもそのはず石ちゃんは他のクラスが席替えをしてるのにこのクラスはこのクラスだと言って席替えを全然してくれなからだ

「ねね乃愛」

話が終わって皆が立ち歩き始めた頃
3人が私の元に来た

「三人ともなになにどうした、?」

「乃愛班長してよ!」

「え!なんでなんでよ」

「だって乃愛しっかりしてるし」

「えなんで、!全然しっかりしてないし目立ちたくないからやだ、」

「だって評議委員だしさ、」

「うう、それは無理やりやらされただけで」

「とにかく!班長になれば班を自分の好きなようにできるよ???」

「いやべつにいい、あ、でも多数決だから私にはならないと思うよ?」

「いや、クラスの皆に聞いたらのあは決定でしょとか話してたけど、」

「ええええ、やだやだ、やりたくない」

「ということで葵と乃愛は同じ班ね!」

「え!私も乃愛と同じ班がいい。!」

「うちも」

勝手に皆で話盛り上がっちゃったなほんとにやりたくないなあ。

「まあ決まったら皆の席近くできるように頑張る。」

『乃愛最高!!』

どうしようこんなこと言ったけど目立ちたくないし班長なんてすごく目立っちゃうからやだなあ、目立つなんてもう、恥ずかしい

そんな事考えてたら

『キーンコーンカーンコーン』

時間はすぎるのが早いなんでだろう、五時間目のチャイムがなった、三人がこっちを見てガッツポーズして来るのが目に入る。

「はあ。」

ガラガラ
私のため息と同時に扉が開いた。

「はい、まあ朝に話した通り席を決めてくれる班長を決めますので男女3人ずつ立候補を書いて、その中から決めます」

と、プリントが配られて班長の立候補者を書いて、みんなのプリントが集められて、、
石ちゃんが集計を取り終えて、、

「じゃあ決まったのが
まずは断トツで一人目が三村。」

うう決まっちゃったあしかも断トツって!
三人は何やら嬉しそうにしてるし。
皆はすごいって言ってこっち見てくれてるけどとてつもなく恥ずかしい。

「あとは、えー宮下と西脇で女子は以上。」

そういえば小菅くんクラスの男の子たち皆に好かれてるから班長とかになるのかな、?

でも班長なら、私と同じ班にならないから
そうすれば班では緊張しないし!恥をかくことも無い!んーこれだ小菅くん班長になれっ

「男子僅差では武田と山川と伊藤」

う、ついてない小菅くん班長にならなかった

最近は小菅くんを私がすごく意識いててよく見てしまう今もちらっと、隣の列の斜め前にいる小菅くんを見てしまう。

小菅くん安心した顔だ、
小菅くんシャイだから班長嫌だったんだなあ
かわいい、新しい一面知れたな

ドキドキ、またあの音が鳴る

これまで好きって思ってた人はいたけどこんな感じじゃなかったな、好きってバレちゃっうの早くてふられちゃってたからかな?
なんか嫌なこと思い出しちゃった

「あー、もう。」

「お前どうしたの?ため息ついて」

「え?、」

「え、田村授業は??」

「は?終わったけど」

「あうそ」

「ほんと」
前を見るとさっきまでいたはずの先生が居なくなってる。

「ほんとだ、はは、」

「ばかじゃねーのこいつ」

田村は去年も同じクラスだったけど私のことを女の子だと思っていないのかほかの女の子よりもいつだってこうやって私に強く当たってくる。

「ふんっ」

少し不機嫌に席を立つ。

「乃愛!どしたの?顔怖い」

「ほんとだ、この世の終わりって顔してる」

「また田村か」

「ゆいのすけ正解」

「さすがうち。」

「田村のやつめえええ、」
「葵、突然、わははっ、落ち着いてえ」

「田村、乃愛のこと好きなんじゃない?」

「ふぇ、なんでよう!突然どうしたのももまで!田村あんな意地悪してくるのに。」

「割とお似合いだよ?」

「やめてよもも冗談でもいやだ。」

「ごめんごめん、けど、男子って好きな女子にちょっかい出すって言うじゃん?」

「中二にもなって??」

「まあ、ちょっと子供だけどそんな感じするじゃん。田村」

「私は小菅くんみたいに優しくしてくれる男の子がいい、」

「はいはい、ごめんねってば、」

田村が私の事好きとかありえない!!
ひどいあだ名付けられるし、いじめみたいなもんだよ!私田村のこときらいだし!

「ていうか班長おめでとう( *゚³˘)」

「あ、嫌なこと思い出させないでよう」

「でも小菅正直班長なると思ってたけどならなくて良かったじゃん!」

「え!なんで!」

「だって小菅多分副班だし、班長女子だったら副班は男子じゃないといけないから同じ班になれるじゃん!」

「ええ。やだ、同じ班やだ、」

『なんでえ!!』

「なに、みんな揃って、、」

「え、だって!同じ班だよ?あわよくば隣だよ???」

「そうだよ、何で嫌なの!!」

「なんでって、班で緊張して話せないから」

「え、なにそれ、かわいいこといってんじゃねーよ!」

「ゆいのすけこわい」

「うるさい、でも恋する乙女ってこんなに可愛いのねえ、出会った時はあんなに死んだ顔してたのに」

「その時は友達作るのに必死だったから」

「あはははっ」

「乃愛かわいいっー、」

「うるさいいい!思ってもないのに言うなああ!」

『あははははっ』

「みんなしてわら笑わないで」