学校に行ったって
彼と話すのも、通り過ぎるのも、近くにいるのも見ることだって、
きまずくて、、学校でもなるべく元気よそおうって笑うようにしてたけど、一人になると思い出しちゃって


「三村最近なんかおかしい」

「え?」

田村。いつもとはなんかちがう??

「なに、おかしいって」

「いやなんかため息すごいし」
「へこんでるのわかる」

「え、ため息すごい?!」

「うん」

「なんかごめん」

「え、いや」
「なんか変だと思っただけだし、なに失恋でもした?」

「あ、んー。いや」

「翔でしょ?」

「ええ !」
「なんで、し、しってるの?!!」

「いやお前分かりやすすぎるから」
「俺はわかった、見てたし」

「え?なんて?」

「なにもいってない、」

え、見てたって言った??
ん、聞こえただけ?何見てたの?私?

んー、調子狂う

「あ、なんかありがとう、」

「は?心配してねーし」

「いたっ、」

チョップされた、もうなんなんだわ

「なんだなんだ、田村といい感じ?」

「ええ?なに?!」
「もー、今それどころじゃないの!」

「ごめんごめん」

「でも田村普通に良くない??」

「ええ?桃たちどうした、?」
「3人ともおかしくなった?」

「いやのあに言われたくないわ、」

「だってさのあ背高い人好きでしょ?」

「まあ、低いよりは」

「田村って小菅と同じくらい背高いよ?」

「ええ?そなんだ」

「顔かっこいいし頭もいいし、スポーツ出来るし、お似合いだよ?」

でも、ね、小菅くんのこと好きなのに
そんなこと考えることできない

田村は確かに優しくしてくれる時もあるし、かっこいいけどさ、田村私のこと別に好きじゃないだろし、

「でも今そんなこと考えられないよお」

「そーね、今のこと先に解決したほうがいいよね、ごめんねえ、」

「ううん、!」





最近は夜中になかなか寝れなくて
寝るのが遅くなっちゃってて

なんか体調が優れない、

今日こそは早く寝よう。

ベッドに入って寝落ちしそうになったとき

ぶぶーーー、
もう11時だしこんな時間に誰だろ

『三村』
『ほんとに最近お前大丈夫か?』

『うん』

『なんかさ、翔もヘコんでたけど』
『話は聞かねーけどさ、仲直りしろ』

小菅くんもへこんでたの?私が元気ないのバレてるから?責任感じてるのかな
ごめんね、謝りたい、でも今は、私からは何も言えない

しかも田村までおかしくなって
私に優しくしてくれてるし、

今だけかな、皆の優しさは私には辛く感じる
もっと貶してくれた方が
希望を捨てて前を見れるかもしれない、
皆が、小菅はまだのあのこと好きになってないだけだよとか、小菅は彼女いたんじゃないかなとか、のあにもまだチャンスあるよとか励ましてくれてるから
今もまだ、好きなままで
少しも近ずけないまま辛い道をさまよってるだけだし。、優しさってなんだろう、
優しい言葉かけてくれてるけど
私にはそれは辛いことが多くて、希望を持つ事が辛くて、優しくしてくれることが辛い

こんなのじゃ皆の優しさ台無しだ。