いつにしようなんてうじうじ考えてるうちに
言おうって決めた日から
もう五日も経ってしまってる、


「どうしよー。あーーー、」

「のああ、またあのこと??」

「うん、いつ言おうかと思ってて」

「もーー。ほんとにもうっ!」
「じゃあさ!今日ね!」
「決めちゃった方が楽でしょ?」

えええ、今日か
でも心の準備とかしてたし言うこととかは
決めてあるから。大丈夫、がんばれるかも
うん、がんばる。よし。

「わかった。じゃあ今日言う」

「ええ!ほんとに?!」

「ほんと!葵が言ったんじゃん!」

「あまさかのあがこれにのるとは思わなくてさ、まあそうなったらがんばるしかない!」

「わかった、がんばる」

「もし辛くなったら電話待ってる」

「あおいいい!ありがとうう、」

ずずーーー。まだ言ってないのに涙とまんないよお、、がんばる、がんばる!!



夜。告白の前にうじうじしてたらもう九時になってしまった、あまり遅くなっても
迷惑だからな、うん、大丈夫、
言うだけだし、がんばれる。

『小菅くん、今電話出れる??』

既読つかなかったら明日になっちゃう。、
今なら言えそうなのに。
やっぱり今日忙しいかなあ、

はあ、ドキドキドキドキ

『うん、ちょうど寝るとこだから大丈夫』

返事来た。
はあ、どうしよう、うん、いえる、がんばる

「えいっ」

思い切って通話ボタンを押すと

ぷるるぷるっ、

『もしもし?』

すぐに出た小菅くんの声は眠そうだし、耳元で響く声はなんかすごくてもう私溶けちゃいそう。

『もしもし?三村?』

はっとしたら小菅くんが呼んでる

『あ、ごめんね、寝る前に眠いよね』

『いや平気。』

『すぐ済ませるからさ、聞いてて』

『ん?わかった』

『あ、あの。私ね、』

『うん』

『あ、えっと、こ』
『小菅くんのことすきっ』

『・・・』

『つ。つ、付き合ってくれないですかっ、』

『え。ほんと?』

はあ。言い切った、小菅くんの声がする、
どうしよう、今私たちがどうなるか決まっちゃう、ふられるのかな、どうしよう、
さっきから無言だし。

ドキドキドキドキ

破裂直前

『ごめん、三村』

え、あ、

私断られたのかふられた?
予想してたみたいに、降られたのに、予想していたより胸がすごく痛む。

『ごめん、ほんと』

『いや、ううんっ、ダメ元だったし、ぅう』

泣きそうになるのを頑張ってこらえて声を出す、

『うん、ごめん、けど。ありがとう』

『あ、ううん、いやいや、』
『じゃあ。もう寝るね』
『電話出てくれてありがとう、おやすみ』

ほんとにもう泣いてしまいそうだったので
一方的に話して電話を切ろうと思って、すべてをいいきって、

『あ、うん、おやすみ、』

ぷっーぷっーぷっーー、
電話を切った。


私っ、私断られたんだっ
早すぎたのかな、でももあとにいっても駄目だったのかな、

「はあっぅうう、」

「言わなければまだ良かったのかなあっ
うう、はあ、、」

「これでもう好きでいたらだめなのかなあっ、うぅ、ん」

号泣して気づいたら朝になっていた

今日は学校が休みでよかった、

葵からのLINEがきてて、

『のあーー!どうだった??』
『大丈夫?』
『のあーー?』
『ねちゃったかあ、』

心配してくれてる、葵、応援してくれたのにごめん、ぅうう、

また泣いてしまいそうなのをこらえて、
葵に返事をした、

『駄目だった、』

『うん、そっか、大丈夫?』

『うん、』
『泣いたし楽になったよ』

『それじゃあとりあえず良かった』
『明日アイス食べに行こっか』

『うん、ありがと、奢りね』

『笑』
『そこはもうね、頑張ったからのあ』
『ももとゆいのすけもさそう?』

『うん、二人にも言いたい』


明日、みんなに言おう、
泣いたし、みんなに行ったらスッキリするかな、でもなんかまだなんかもやもやしてるのは治らないみたい、うぅ、つらい