夏色のアネラ







「でもよー」



気合を入れてる男子たちの中で、一人がつまらなそうに笑いながら言った。



「どーせ1位とんのは昴だろ?こいつ激速じゃん」




全員の視線がばっとこっちに集まる。


………ああ、そうゆう方向ね。




「おーいそれ言うなよなぁ」


「いーだろちょっとくらい夢見たってよぉ」