「なに言ってんだよ。この天才どもめ」 「ほんとだよなー」 数人でぞろぞろしながら張り紙の前から立ち去る。 「行こ、昴」 「ん、ああ」 晴人を含む男子、明日香と女子、俺の順番で廊下を歩く。 途中にあった冷水機で俺はそっと水を飲んだ。 冷たい水がうまい。