兎の涙は雫の宝石


好き?なのかはよくわからない。


でも、もっと知りたいって。


もっと沢山話したいって思ってた。




「OKするの?」


「私…でいいのかな?もし…からかわれてるだけだとしたら……」




特別人に好かれるわけでも、嫌われるわけでもない。


いや……好きと嫌いできっぱりわかれるんだ。


そんな自分がずっと嫌だった。




「羽衣。私は何があっても羽衣の味方だよ?」




優しくて、すごく自然な笑顔をして、私の手を握ってくれた。


一人なんかじゃないって、実感できる。




「私……私ね………!」