冷たいアイスを一口食べたらもう一つアイスを手にとって椅子を立つ。
窓際で遠くを見つめる親友の頬にアイスをくっつける。
「冷たっ!?」
「ほら、詩音もアイス食べよ??」
「…ん…ありがと」
笑いはするけど、どことなく元気がない原因は窓の外を見てわかった。
行灯を作る手を止め、私服の女子と仲良さそうに話す男子。
「槇……か…」
槇 遼太(マキリョウタ)は去年の冬から付き合っている詩音の彼氏。
そして一緒に話しているのは高校を中退した槇の元思い人。
彼女の事で詩音が悩んで、苦しんだことはもちろん知ってる。
それで、何度も何度も泣いていたくらい。
窓際で遠くを見つめる親友の頬にアイスをくっつける。
「冷たっ!?」
「ほら、詩音もアイス食べよ??」
「…ん…ありがと」
笑いはするけど、どことなく元気がない原因は窓の外を見てわかった。
行灯を作る手を止め、私服の女子と仲良さそうに話す男子。
「槇……か…」
槇 遼太(マキリョウタ)は去年の冬から付き合っている詩音の彼氏。
そして一緒に話しているのは高校を中退した槇の元思い人。
彼女の事で詩音が悩んで、苦しんだことはもちろん知ってる。
それで、何度も何度も泣いていたくらい。