1994年03月23日。
朝4時0分。
この世にたった1人の女の子が産まれた。
名前は、望月 遥香。
名前の由来は、はるかとつけたかったからだそうだ。
その後、1年ぐらいして弟の和弥が産まれた。
2人は、すくすく育ってゆき何も変わらない日常を過ごしていた。

遥香が、小学校4年生になる前に母親と父親意味の分からない喧嘩を始めた。
それは、数カ月続き小学校が夏休みなろうとした時、両親が離婚を決意した。
この話しは、遥香が大きくなった時に聞いた話しだが…
遥香も和弥も父親についていくと言ったらしい。
でも、父は『俺は、2人もみれないから』と遥香は母についていく事になった。
それから遥香は、小学校を2回転校し2回目の転校先の小学校を無事卒業し、
中学校もなんとか卒業した。
両親が離婚して、母親と一緒になった時、母は遥香を養うため夜も昼も働いた。
だから遥香が家に帰ってきても誰もいなかった。
正直寂しかっただろう。
甘えたかっただろう。
でも、遥香は『ゥチのために必死に働いてくれてるんだ!』と思ったのだろう。
だから甘え一つ言わなかった。
だから甘え方を忘れてしまった…。