目の前に、男の人が立っている。髪が少し長めで、黒いスーツを着ている。赤いネクタイが不気味だ。顔はくらくて見えない。
「誰…?」
その男の人の口元がニヤッと笑った。舞子は、身震いをした。
「今から、君には3日後の君の姿を見てもらう。」
モニターが現れた。男はスイッチの様なものの、ボタンを押した。モニターに映像が映った。男はまたニヤッと笑った。
「きゃぁぁぁぁ!!!」
モニターの女は悲鳴をあげている。それもそのはずだ。男が女の口を抑え、ドリルを持っている。女はただもがいていた。そのドリルは、女の腹をさした。
「あぁぁぁぁぁぁ!!!」
女はものすごい悲鳴をあげている。男はどんどん奥にドリルを刺していく。腹、胸、顔。いろいろなところを刺していく。
静まり返った。女の顔がモニターいっぱいに映った。顔が少しぐちゃぐちゃになっていて分からないが、明らかに舞子の顔だった。
「きゃぁぁぁぁ!」
舞子は悲鳴をあげた。当たり前だ、モニターに映っていた女が自分だったのだから。男は満足そうに笑みを浮かべた。