「さて……情報収集するか！」

俺がそう言うとメンバー全員が頷き

開始する

副団長のレイがいない

そして団長であるアスカもあそこで足止めをくらっている

今ここには団長アスカとグループを立てた

俺が団長の代わりに皆をまとめなければならない

責任重大だ

「俺もしに行かないとな」

街の中を歩いて行く

やはり集いの広場と言うだけあって

街中は賑わっている

それぞれ住人は妖精で

気づけば自分もエルフの耳をしている事に気づく

この次元に来た時になるものなのだろうか…

RPG世界とは言っても限定して

ここはフェアリーの世界という訳だ

「若干見渡すとゲーム世界みたいだな……」

ポツリ俺がそう呟くと

後ろから大声で叫ばれる

「ここはゲームの世界じゃない！！」

俺はビクッとなり咄嗟に声が聞こえた方を向くと

あまり特徴の無い妖精の中年男性がいた

「あっあの………」

「ここはゲームの世界じゃない！！」

また男性は同じ事を言う

俺が話しかけようとするとその繰り返しだ

ゲームで言う同じ人に話しかけても

同じ言葉しか返ってこないのと同じだろうか

俺はこの男性を見てそう思った

やはりここはゲームの世界何じゃと

思わせるような事しか無い


他も情報収集したくても

1人同じ事しか話さないんじゃ

意味ないかな


そう内心思っていたら

リンがこちらに向かって走って来た