俺はとっさに嘘をついた。 「・・・カラオケの帰りの あれは、ただの勢いだから。」 水野さんの顔が 見れない。 きっと泣かせたのは俺だから。 「うん、そうだよねっ、 ご、ごめんなさいっ」 頼むから泣かないで・・・。 俺は水野さんの 手をつかんだ。