私は目覚めと共に光を浴びる。

最悪の目覚めだ。

不可抗力に抗うことはできない。

そんなことは何年も前から分かりきってる。

例え何をしようとしても、

「あなたはいらない」

と言われる。

知っているのに知らないふりをする。

私は永遠に助からないのかもしれない。

まだ自分がなんなのか分かっていない。

そもそも誰なのだ。

私のことを脅かす"不可抗力"は。

それは…意思だ。

私の全てを奪うつもりなんだ。

やめろ。

なんで私なんだ。

私は何をすればいいか分からない。

幕は閉じられた。