「ほら、あたしらも行こーよ!」 グイッと紗耶に腕を引かれて、背負っていたリュックの重みも助長して倒れ掛けたのをどうにか踏ん張った。 「あー……えっとあたしはー……いいや!」 「えー? なんでよー」 「国語の課題終わってないんだよねぇ。 ごめんちゃい!」 「もー、そんなの後ででもさぁ……」 「まーあたしのことは気にしないで、ほら!」 渋る紗耶の背中をその輪へと押し出す。 こうと言ったら聞かない性格を知っている紗耶は何か言いたそうだったけど、頷いて輪へ入っていった。