「帰りに見られるといいねー」 「そうだねっ」 他愛もない話を色々としながら電車とバスを乗り継いで見えたきた目的地。 家族連れやカップル、友人同士……などなど。 人混みに紛れるように園内を目指す。 「……あたしね、動物ってあんまり得意じゃないんだよねー。 小学校の時の飼育委員で……白ウサギが死んだのを見てから……」 「え、そうだったの? 言ってくれたら行き先変えたのに……」 「今は、ここでいいんだ。 乗り越えたって……言えばいいのかな」 生きている、その時間はいつまでも消えたりしない。