「そんなの……駄目だよ!」 本気で怒ったあたしに少しびっくりした顔をしてからなんでか嬉しそうに笑う斎川君。 「……千鶴なら……きっとそう言ってくれるかなって思ったらさ…… いつの間にか自殺しようとしてた父親を止めてた自分がいたんだ」 「……やっぱり……止めようとしてたんだね」 「えっ……どうして……?」 「家の中のものがしっちゃかめっちゃかになってたでしょ……? だから……そうなのかもって」