「……あれ……?」 じっと見ていたら白ウサギのその目は微かに開いていたことに気付く。 ……じっと……何かを見ている。 この目…… ……そうだ……! 昔のあのウサギの時と……同じ。 “死”を見つめている目……。 そしてもう一人……いた。 「……斎川君……っ!」 彼も……こんな目をしていた。 なんで……忘れていたんだろう……。 いや、思い出すのを本能的に遠ざけていた……? ……と、いうことは……。 斎川君がずっと独りでに見ていたもの……それは……?