「人の数だけ家族の在り方は良くも悪くもある。 オレにとって家族の居場所は……正直な話、居心地が良いとは言えないんだ」 葵ちゃんも……斎川君と同じような心の欠陥を抱えて生きていたんだろうか……。 それこそ斎川君と出会うまで、ずっと一人で親との埋まらない寂しさを持て余していたんだろうか……。 両親も妹弟にも恵まれたあたしは…… やっぱり斎川君の理解者にはなれないのかな……。 理解したいと……どれだけ思っても……理解できないのだろうか……。