自分の服装を突然褒められて、思わずアタフタしてしまう。
スカートの裾を握って俯く私を見て、松嶋くんが小さく笑う声が聞こえた。
「行こっか。三枝、楽しみにしてたんだろ?」
「う、うん……」
歩き出した松嶋くんの背中を追いかけながら、私は自分だけが褒められていることに気づく。
「松嶋くんも」
「ん?」
「松嶋くんも、似合ってるよ。今日の洋服」
私の言葉に、松嶋くんが驚いたように目を丸くした。
そして、少し照れくさそうに頭をかく。
「自分が褒められたからって、俺のことまで褒めなくてもいいぞ」
「それを言うなら、松嶋くんが私のこと先に褒めるからでしょ」
「だって三枝が、か……」
そこまで言うと、なぜか松嶋くんは固まってしまった。
右手で耳を触りながら、視線が上下左右を行き来している。
「私が、何?」
「……なんでもない。行くぞ」
そう言って、さっきよりも少し大股で松嶋くんが歩き出す。
一体何を言いかけたんだろう?
不思議に思いながらも、彼の背中を追いかけて、私も歩き出した。
「うわぁ。可愛い~っ!」
会場に入ると、正面に大きなサイズのテディベアが飾られていて、私たちを出迎えてくれた。
ふわふわの毛並みにくるくるのつぶらな瞳でとても可愛い顔をしている。
入った瞬間からテンションの上がってしまった私は、松嶋くんと一緒に来ていることを忘れて自分の世界へ入ってしまった。
数々の飾られたデティベアを自分のペースでじっくり見て、もちろん撮影オッケーの場所ではスマホを取り出し写真を撮ることを忘れない。
こんなに可愛いクマたちに囲まれて過ごす休日は本当に幸せで、自然と笑顔になってしまう。
「三枝、一緒に撮ってあげようか?」
「え? あ、松嶋くん。ごめん。一緒にいたの忘れてたっ!」
三か所目の撮影場所で横から声が掛かったときに、私はそこで松嶋くんが一緒だったことを思いだしたのだった。
慌てる私を見て、松嶋くんは笑いを必死でこらえている。
スカートの裾を握って俯く私を見て、松嶋くんが小さく笑う声が聞こえた。
「行こっか。三枝、楽しみにしてたんだろ?」
「う、うん……」
歩き出した松嶋くんの背中を追いかけながら、私は自分だけが褒められていることに気づく。
「松嶋くんも」
「ん?」
「松嶋くんも、似合ってるよ。今日の洋服」
私の言葉に、松嶋くんが驚いたように目を丸くした。
そして、少し照れくさそうに頭をかく。
「自分が褒められたからって、俺のことまで褒めなくてもいいぞ」
「それを言うなら、松嶋くんが私のこと先に褒めるからでしょ」
「だって三枝が、か……」
そこまで言うと、なぜか松嶋くんは固まってしまった。
右手で耳を触りながら、視線が上下左右を行き来している。
「私が、何?」
「……なんでもない。行くぞ」
そう言って、さっきよりも少し大股で松嶋くんが歩き出す。
一体何を言いかけたんだろう?
不思議に思いながらも、彼の背中を追いかけて、私も歩き出した。
「うわぁ。可愛い~っ!」
会場に入ると、正面に大きなサイズのテディベアが飾られていて、私たちを出迎えてくれた。
ふわふわの毛並みにくるくるのつぶらな瞳でとても可愛い顔をしている。
入った瞬間からテンションの上がってしまった私は、松嶋くんと一緒に来ていることを忘れて自分の世界へ入ってしまった。
数々の飾られたデティベアを自分のペースでじっくり見て、もちろん撮影オッケーの場所ではスマホを取り出し写真を撮ることを忘れない。
こんなに可愛いクマたちに囲まれて過ごす休日は本当に幸せで、自然と笑顔になってしまう。
「三枝、一緒に撮ってあげようか?」
「え? あ、松嶋くん。ごめん。一緒にいたの忘れてたっ!」
三か所目の撮影場所で横から声が掛かったときに、私はそこで松嶋くんが一緒だったことを思いだしたのだった。
慌てる私を見て、松嶋くんは笑いを必死でこらえている。


