⑅⑅⑅ 「本"当"に"行"っ"ぢゃゔの"佐"お"兄"ぢゃん"〜〜〜〜」 桜の咲き乱れるぽかぽかとあたたかい校庭で、 私は人生最悪最低の時を迎えていた。 卒業シーズン。 私の幼なじみで好きな人、加藤佐(かとうたすく)お兄ちゃんは今日で中学校を卒業する。 身構えていても、分かっていた事でも、好きな人が卒業するのはやっぱりつらい。 私も佐お兄ちゃんと同級生なら良かったのにな、とつくづく思う。 溢れた涙は、春の校庭に落ちては染み込んでいく。