「じゃ! まったなー潤ちゃんっ」 しばらく粘った春綺は 結局、私に全てを押し付けて満足そうに帰っていった。 「…あいつまじで糞」 「大変だね。白良衣さんも」 一方、そんな私を見て労りの言葉をかけてくれる天王寺くん。 まるで月とスッポンだ。 ーーなんて思っていた。 この日までは…