王子たち

「は、はい…ありがとうございます」
私は彼の言葉におされてついもらってしまった。
2人の間に沈黙が続く。
すると
「あの…君ってさ…奏理高校の子だよね」
「え…はい」
私は困惑した。
なんで目の前の人が私の高校知ってるんだ?
「な、なんで私の高校知ってるんで、ですか?!」
私は勇気を出して聞いた。すると
彼の口から出た言葉は意外な言葉だった。
「あ、俺もその高校なんだ…笑」
え。こんなにかっこいい人ってウチの学校にいたっけ?生徒数は多い高校だけど…ここまでかっこいいなら噂で聞くはず…。
「あの…失礼ですが…お名前は…」
「え、あ、俺?!」
俺?!ってウチの前にはあなたしかいないんですけど。
私は苦笑いで答えた。
「ふふ…はい。あなたです笑」
「俺、犬飼翔央!!」
「い、いぬかいしょ、しょう…?」
「あーしょうおう!」
「しょうおう?さん?」
「うん!普通しょうって言うんだけど俺はしょうおうって言うらしい」
「へ、へぇ〜しょうおうさん…」
変わった名前だなぁーなんて思ってたら私はある事に気がついた。
もう外が暗い。流美はもう帰っちゃったし…帰るか…そろそろ…
「あ、あのぉ〜〜…」