かじ君は、両手を膝に置いたまま

なんとか呼吸を整えて

目線だけを上げた。



上目遣いに見つめてくるかじ君から

目が、逸らせない・・


「あの・・」


『は・・い・・?』


「驚かしちゃって、すいません」


『い・・え・・』