「ちっ! んだよっ、つまんねーな」

おじさんは、しぶしぶ席に
戻っていった。


おじさんの姿が消えてから

『すいません、ありがとうございました』

と、かじ君にぺこりと頭を下げた。


「大丈夫ですか?」

『ああ、はい。全然、大丈夫です』

「今度なにかあったら、
 いつでも呼んでください」