僕じゃ、ダメですか?【完】

純君は、

花火が消えて、

煙でうっすら白ずんでいる

夜空を見たまま。

手を離さず、言った。



「あなたが・・
 あなたが、初めて店に来た日から
 ずっと、好きでした」