*** 「ちょっと栞里!どういうこと!?」 「あ、あははは…」 あれから慎くんと別れて教室へ滑り込んだのは、朝のHRのチャイムが鳴る3秒前で。 やっとそのHRが終われば、後ろの席の早苗は物凄い興味津々に私を問い詰めた。 「ち、近いよ早苗さん…」 「んなことどうでもいいっ!誰、あのワンコ系イケメンは!」 「…へ?」 少し自分の予想してたのと違うツッコミに、変な声が出る。 ワンコ系……って、慎くんのことだよね? 「あの子は従兄弟の慎くん。弟みたいなもんだよ」 「弟?」 「そう、弟」