「じゃあね、栞里ちゃん。またお話しようね」
「うんっ」
当たり前のように私の名前を呼んでくれた雪奈ちゃんは、そう言ってヒラヒラと私に手を振る。
それが嬉しくなって、私も笑顔で手を振り返した。
こんなに可愛くて素敵な子とお友達になれるだなんて、私は幸せ者なのかもしれない。
勝手にヤキモチを妬いていた自分が恥ずかしい。
今度は蒼くんと早苗と大原くんと、5人で会おう。
そう勝手に心の中で計画を立てて、私はお爺ちゃんとお婆ちゃんと病院を出た。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…