「ここで待っててな。今手続きしてくるから」

「うん」



次の日。


私は、お婆ちゃんが一晩入院した病院に、お爺ちゃんとやってきていた。



検査の結果、お婆ちゃんの体に異常はなし。


お婆ちゃんは今先生の話を聞きに行っていて、その間にお爺ちゃんが受付で手続きを済ませている。



私は、待合室で2人を待機。




「…あれ?アオちゃんの彼女さん?」

「へ?」


突然、目の前にヒョコッと女の子が顔を出した。



可愛らしいその人は、正真正銘蒼くんの幼馴染。久野さん。