「い、いいいい…っ!!?」 「うるさい。何、これだけで赤くなってんの?」 俺の突然の行動に顔を真っ赤にさせる花宮さんを見て、フッと自然に笑みが零れる。 それだけでさっきまでの苛立ちが嘘のように引いていくのを感じて、溜まらなく彼女をいじめたい衝動にかられた。 「栞里、ちゃんと見て」 「…~っ、」 もう一度手首に唇を落として、這わせていく。 わざと音でも立ててみようものなら、微かに彼女の口から甘い声が漏れた。 「可愛い」 今更隠すこともないから、思ったことがそのまま口に出る。